幻の “吉左衛門の稲庭干饂飩”
初代 稲庭吉左衛門が、稲庭うどんの製法を確立したのが、寛文五年(1665年)と言われている。以来300余年・・・稲庭家は、 「一子相伝」を守り、現在 16代目 稲庭吉左衛門 にその技術が受け継がれている。 幻の稲庭干饂飩とは? 16代稲庭吉左衛門 家族5人による、完全な手作業・天日干乾燥、ゆえに、少量しか生産することが出来ず、吉左衛門さんの製造元に行っても、手に入れることは難しい。 秋田では、唯一 食器の「さかいだ」 というお店が、吉左衛門の稲庭干饂飩 を販売している。というのも、この「さかいだ」という食器屋さんは、吉左衛門さんと近い親戚にあたるため、特別に取り扱いが可能となっている。 けれども、不定期・少量入荷で、いつもあるとは限らず、また、あったとしても、1箱以上は、売ってくれないらしい。 食器の「さかいだ」 吉左衛門稲庭饂飩 先日、秋田出身の友人が、「さかいだ」で、なんとか、1箱の吉左衛門稲庭饂飩を購入すことが出来(大きいほうの箱は、無理だった)、その中のひとたばを譲ってくれた。(友人に感謝!) “稲庭吉左衛門”の稲庭冷し饂飩稲庭饂飩は、他のうどんに比べて、上品で繊細で、洗練されている。この稲庭吉左衛門のうどんは、稲庭うどんのこれらの特長の上に、「やさしい強さ」とでも呼びたいような、存在感、「手作り」の素朴さがある。 ツルツルとしたのどごしの良さ、ゆで上がりの美しさ、太さの不ぞろいさゆえの食感の違い・・・そして何より、小麦の美味しさ が感じられる。「つゆ」は、薄いほうが、この麺の美味しさがよくわかる。 立派な木箱入り。 “稲庭吉左衛門”の稲庭干饂飩は、この木箱に入って、売られている。食器の「さかいだ」以外では、ある老舗百貨店への販売ルートがあるが、まず、手に入れることは、無理らしい。(特別顧客限定販売) 稲庭うどんの製造販売者として有名な「佐藤養助商店」は、万延元年(1860年)、江戸末期の頃、一子相伝の技が絶える事を心配した吉左エ門によって、二代目佐藤養助(養子=稲庭吉左エ門の四男)に伝えられ、創業された。 佐藤養助商店の稲庭うどんは、ネットでも購入可能。秋田には、直営店も多数ある。 稲庭うどん 佐藤養助商店
by IPE-OsakaOudon
| 2006-07-29 15:15
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