するり合格!「すべらんうどん」 大阪天満宮

産経ニュース 2008.1.13 17:50 より


思わぬ御利益…本来は障害者用

 冬の訪れとともにやってくる受験シーズン。学問の神様、菅原道真を祭る大阪天満宮(大阪市北区)の境内で営業するうどん双樹の「すべらんうどん」が、合格祈願に訪れる受験生に人気だ。

 ユニークなネーミングはまさにすべらないうどんだから。平らなめんの中央に数カ所の切れ目が入っており、ゆでると穴が開いて、箸(はし)やフォークに引っかかりやすくなる仕組み。箸だとつるりと滑りやすいうどんも、これで「すべらん」というわけだ。

 何とも縁起の良いうどんだが、そもそも受験生を狙って開発されたものではない。「考えていた以上の反響があった」と、店の“看板おばちゃん”の岡計さん(72)は思わぬ人気に驚く。

 きっかけは長男で店主の道信さん(49)の「うどんを食べたい」という思いだった。病気で目が不自由になった道信さんにとって、めん類は食べにくく、こぼしがち。食べたくても我慢することもあった。

 「障害者も普通に食べられるうどんを作れないか」。約7年前、母子二人三脚で開発が始まった。最初はきっぷ程度の大きさから。薄すぎるめんは、はしで持ち上げた時に切れてしまう。試行錯誤の末、「なんぼ力が無い人でもはしで一筋を持ち上げられるように」と、長さは一般的なうどんより約10センチ短い18センチに決めた。

こうして3年がかりで子供からお年寄り、障害者も苦労せずに食べられる「ユニバーサルデザイン」のうどんが誕生。めんの販売だけのつもりが、出店話が持ち上がり、境内の茶屋の軒下を借りて始めたうどん屋は今年4年目を迎える。

 最近では、はしが苦手な外国人観光客が土産に買い求める姿も。通信販売にも応じている。

 「受験生にも障害者にも、うちのうどんが人の役に立ってくれたらそれでええ。介護用の食品もあるけど、みんなで同じ食事を囲む幸せってあるやろ」と計さん。

 おろしショウガ入りのあんがたっぷりかかった「がぁんかけうどん」(350円)を食べれば、心も体もほっこり温まる。


産経ニュース 2008.1.13 17:50 より



 

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by IPE-OsakaOudon | 2008-01-15 17:50 | 大阪おうどん情報


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